肘の痛み
物を上からつかんで持ち上げたり、タオルを手の甲側へ絞る時に痛みを感じる
ペットボトルの蓋を開ける、ドアノブを回す時に痛みを感じる
キーボードを打つ、草引きをする時に痛みを感じる
肘が完全に伸ばせない
肘が完全に曲げられない(口や肩に手が届かない)
肘を動かすと痛みが走る
小指薬指がしびれている
時折引っかかるような激痛がある
上記の症状は普通であればまず出ることのない症状です。
このようなお悩みがある場合、すぐにお近くの整骨院へご相談下さい。
肘の痛みに関する当院の考え
まずは痛みの場所を確認する必要があります。
手のひらを体の前にむけて腕を下におろした状態で、親指側が外側、小指側が内側です。曲げる側が前側、伸ばす側が後側、痛みの場所によりおおよその痛みの原因が判別できます。
・外側に痛みがある場合は、上腕骨外側上顆炎
・内側に痛みがある場合は上腕骨内側上顆炎
・肘の前後の動きがで痛みがある場合は変形性肘関節症
などが疑われます。
またこれ以外にも青年期、特に30代以降の女性に多く見られるの「関節リウマチ」というものがあります。
関節リウマチは、手の指や肘から発症することが多く、最初は「朝起きたときに手や指がこわばって握りにくい」「肘の曲げ伸ばしがスムーズにできない」という症状がみられます。
肘の痛みを放っておくとどうなるのか
軽い肘の痛みでも、放っておくと症状が進行するケースがほとんどです。
普通であれば痛みは出ませんので、感じた時点で検査をするべきです。
進行した場合、以下の疾患につながる恐れがあります。
・上腕骨外側上顆炎
・上腕骨内側上顆炎
・肘部管症候群
・変形性肘関節症
・関節リウマチ
・肘内障
・骨折
など
特に多いのが上腕骨外側上顆炎です。
無理に手首と肘の力を使うことで、筋や腱の変性や骨膜の炎症が引き起こされるのです。この変性は加齢によっても起こります。さらに包丁を握る、ゴルフでクラブを握るなど手を握る動作を繰り返したり、五十肩を患った後にテニス肘になる場合もあります。その多くは、手首を曲げたりひねる動作のときに肘や前腕に痛みを感じます。そして、タオルを絞る、ドアノブをひねるとか、ペットボトルのキャップをひねるなどの日常動作がむずかしくなります。
肘の痛みの解消方法
自己管理として、手首や指のストレッチをこまめに行うことや、スポーツや手をよく使う作業をひかえて外用剤を使用すること、肘用のサポーターやテーピングで負担を軽減するよう指導することがメインになります。
施術として、肘の動きがある程度保たれていて、生活に大きな支障がない場合は保存的療法が選択されます。
保存療法は以下の3つです。
・薬物療法…外用剤や内服の使用 炎症や痛みを軽減する薬を使用します。
・注射療法…痛みが腫れが強い時には関節内にステロイドの注射をします。
・理学療法…肘の動きを向上するようなリハビリ、ストレッチなど
また、非常に痛みが強い場合や、極端に肘の動きが悪くなり、日常生活に支障を来す場合は手術を行うことがあります。
肘痛軽減のためにオススメする当院の施術メニューとは
患部の施術としては、肘の負担の原因となる部分を軽減する為に、状態によって患部を電気療法や鍼療法をしていきながら、手技療法やストレッチを中心に施術をします。
肘の根本的な負担を軽減するために矯正施術をお勧めしています。
今の社会では、仕事柄姿勢が悪かったり、猫背になっていて肩が内側に入っている方がほとんどです。姿勢が悪くなると、本来の負担分散ができなくなり負担が偏ります。腕もその一つです。今の世の中で腕を使わないことはないのでただでさえ負担がかかりますが、猫背や内包肩によって、より肘や腕に負担がかかってきます。
猫背や内包肩、骨盤が歪んでいるのが原因になります。
矯正施術をする事で骨盤の歪みが減り、猫背による肘への負担も軽減させ痛みを減らす事が出来ます。
その施術をうけるとどう楽になるのか
患部の施術として、電気療法を受けると単純な肘の痛みのある部分を鎮痛させることができます。手技療法や鍼では患部の筋肉には直接施術ができますが、もし関節であった場合には直接施術ができません。また筋肉であっても電気療法で直接アプローチができ、鎮痛させることが可能です。
アイシングは患部の炎症反応が起こっている際に使用し、炎症を抑制し鎮痛させることが可能です。
手技療法や鍼療法は関節周りの筋組織にアプローチできます。筋肉に痛みがあれば鎮痛させたり、関節であれ周りの筋肉を緩めることで関節への負担を減らすことができます。
根本的な施術として、矯正をすることで根本的に膝にかかる負担を減らすことができ、再発防止に繋がります。
軽減するための施術頻度は
軽減する為の頻度は週2回以上は来院して施術を受けていただく必要があります。
なぜなら、始めたての頃やしばらくは施術効果が日々の生活も含めた負担がかかることによって長続きしない為です。
スポーツはもちろん、日常生活を送っている中で筋肉を使わないようにしたり負担をかけないように生活することは不可能です。そこで筋肉を使って使ったり負担をかけてしまうことで、普段のお身体に少しずつ戻ってしまいます。戻りきる前に施術を受けることで解消に向かうことができます。もちろん週2回以上これるとそれだけ効果を上げることができます。
また、最終的に施術を終えるまでに1年はかかります。なぜなら、矯正をして姿勢のクセをつけるのには時間がかかるからです。歯の矯正も2〜3年必要ですし、歯以外の骨格も同様になります。