頭痛
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デスクワーク中に頭がズキズキと痛む
頭が重だるい
頭の痛みに波がある
頭が痛くて勉強に集中できない
そんなお悩みを抱えている方がこの日本では数多く存在します。症状の重い方ですと日常生活に支障をきたしてしまうこともあります。
頭痛はありふれた疾患ではありますが世界保健機構(WHO)では、「日常生活に支障をきたす疾患」で男性第19位、女性第12位となっていて健康寿命を2~3年短くするといわれています。
慢性で反復性の頭痛は人口の10~30%に見られ、女性は男性の2~4倍好発します。一般的には思春期ごろから増加していき、30~50歳代でピークに至り、60歳代以降は年齢とともに減少していく傾向があります。
頭痛とは頭部に限局する痛みの総称で、痛覚受容器や神経への刺激によって発生しますが、刺激を受けている局所の痛みだけでなく広範囲に感じられる関連痛も含まれます。
一言で「頭痛」といっても様々な原因があるため、頭痛のタイプを見極める必要があります。わかば整骨院で行う施術は、頭痛に対して対症療法ではなく、原因を特定し根本的に改善することが目的です。
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頭痛に対する自院の考え
頭痛には一次性と二次性のものがあり、頭痛患者の70~90%が一次性頭痛であるとされています。
一次性頭痛には片頭痛、緊張型頭痛、群発性頭痛の三種類があります。
・片頭痛
月に1回4~72時間継続する拍動性の痛みで、ほとんど片側に痛みが出ます。頭痛は運動や日常的な動作により悪化します。また、光や音に過敏になったりします。その他に特徴的な症状として目の前に光が出現し見にくい部分ができる閃輝暗点という症状が現れる場合があります。
・緊張型頭痛
月に15日未満の連日継続する絞めつけられるような痛みで頭全体や後頚部に痛みが出ます。頸肩部の凝り感を伴うことが多く、主に頭蓋筋と後頸筋の筋緊張が原因となります。この頭痛は日常生活への影響は少ないですが、中には精神的ストレスが原因となる難治性のものもあります。
・群発性頭痛
ある時期に集中して起こり、キリでえぐられるような激しい痛みが特徴で、片側性で眼窩部や眼窩上部または側頭部のいずれか1つ以上の部位に出現します。男性に多く、不明な点が多いですが、三叉神経や副交感神経の活性化が原因ではないかと言われています。 -
頭痛を放っておくとどうなるのか
一口に頭痛と言っても様々な種類の頭痛があります。
大まかに「一次性頭痛」「二次性頭痛」に分けられます。
「一次性頭痛」には「片頭痛」「緊張性頭痛」「群発頭痛」があります。
「二次性頭痛」は頭頸部外傷による頭頸部の血管障害による頭痛、非血管性頭蓋内疾患による頭痛、薬物またはその離脱による頭痛、感染症による頭痛、ホメオスタシスの障害による頭痛、頭蓋骨・頸・眼・耳・鼻・副鼻腔・歯・口・あるいはその他の顔面・頭蓋を構成する組織の障害に起因する頭痛、精神疾患による頭痛、頭部神経痛および中枢性顔面痛などがあります。中枢性疾患において頭痛が主症状で出現する事が多く、特に脳卒中、脳腫瘍に見られる事が多くあります。
このように頭痛は脳の器質的疾患によって出現する事もあり、放置しておくと脳の器質的疾患の進行に気付けない場合があります。また頭痛を訴える人は極めて多く、大部分が機能的なものが多い為、器質的疾患による頭痛と気付かないケースもよくあります。 -
頭痛の改善方法
多くの方が頭痛に悩まされており、当院にも頭痛を訴えてご来院される患者様が多数います。
人によって対処法は様々だと思いますが、市販で販売されている頭痛薬や病院で処方された鎮痛剤、トリプタン、エルゴタミン製剤などの薬品の服用で頭痛を抑えるケースが1番多いようです。
しかし、たまに「週2〜3回服用しており、最近は服用しても痛みが取れない」「逆に痛みが増す事がある」とおっしゃる方もいらっしゃいます。その様な場合、薬物乱用頭痛かも知れません。
元々片頭痛や緊張性頭痛を持っている方が市販で販売されている頭痛薬や病院で処方された鎮痛剤、トリプタン、エルゴタミン製剤を月10日以上服用する事によって痛みが増したり、普段とは違う頭痛た場合、薬物乱用頭痛が疑われます。一度ご自身の服用状況を確認してみてはいかがでしょうか?
他にも原因としては頸周辺の血行不良により頭痛が起こるケースがあります。このケースでは、筋肉が硬くなる事によって血液の循環が滞り痛みが生じます。頸周囲の筋肉をほぐし、筋肉の硬さを取る事によって本来の血液循環にする事によって痛みが取れる場合があります。 -
頭痛にはどんな施術メニューがおすすめですか?
当院がオススメする施術法は「鍼」と「頭蓋骨矯正」です。頭痛も急性と慢性に分かれているので、しっかりとカウンセリングをして、施術法を決めていきます。
まず急性の頭痛に対しては、保険内の手技施術、温熱ケア、マイクロ療法を首肩周りを中心にを行い、収縮している筋肉と溜まっている老廃物を無くし、血行を良くします。その後、保険外の鍼施術を行い、より筋肉の弛緩、血行促進をさせて元に戻らない形を作っていきます。慢性の頭痛の場合は急性の頭痛より改善するのに時間がかかってしまうため、急性症状同様に保険内の施術を行い鍼治療をしてプラスとして頭蓋骨矯正をオススメいたします。頭蓋骨の歪みもしっかりと整える事によってより血液の通りが良くなり高い施術効果が出るからです。急性、慢性問わず施術していく中で私生活での適度な運動、ストレッチを習慣づけるよう、指導することもあります。 -
改善するための治療頻度は?
症状の程度、急性か慢性によって、おすすめする施術頻度は異なります。
急性の頭痛の場合ですと、週に2回から3回の来院ペースで様子を見ながら行い、個人差はありますが2ヶ月から3ヶ月継続していただくと頭痛が出にくい理想の状態に近づきます。
慢性の頭痛の場合ですと、週に3回から4回の来院ペースで3ヶ月から4ヶ月継続していただきたいと思います。それでも急性の頭痛の施術より頭蓋骨の歪みと筋肉の戻りが早いため、痛みを取ってからお身体に正しい状態を覚え込ませるのに、さらに3ヶ月以上の期間が必要となります。