悩みタイトル

皆さんのなかに、、、
指先がピリピリと痺れる。
指先の感覚がおかしい。左右差がある。
ボタンがかけずらい。
物を掴んでも掴みづらかったり、よく落とす。
自転車のブレーキをかけるとき違和感がある。
上記の症状が手を振ると一時的に緩和する。
夜間や朝方痺れが強くなる。
親指の付け根(母指球)に窪みができた。
こんなお悩みの方はいらっしゃいませんか? ここにあげた例は手根管症候群としてよく伺います。 今回は手根管症候群についてお話しいたします!!!

手根管症候群に関する当院の考え

まず手根管とは何か、、 手のひら下三分の一を構成する手根骨の両端には、手掌腱膜と呼ばれる膜がトンネルを作るように張っています。これが手根管と呼ばれるものです。
この中には手首や指を曲げる為の筋肉の腱(深指屈筋腱、浅指屈筋腱、長母指屈筋腱、橈側屈筋腱)と正中神経と呼ばれる神経が通過しています。
手根管症候群とは、、
このトンネル内の内圧が、腱のむくみや肥厚、トンネルの狭小化など、何らかの原因でこの正中神経が圧迫され、ピリピリと手指が痺れるというような他にも、さまざまな神経症状が発生するものと考えられています。

手根管症候群はなぜ起こるのか?

ではなぜ、手根管症候群は起こるのか!! 多くは原因不明とされています。 、、、が、トンネル内圧の上昇を招く原因として、
・変形性関節症
・関節リウマチ
・ガングリオン
・腱膜炎
・手首周辺の脱臼や骨折
などの既往や ・透析によるタンパク質の変性(アミロイド変性) などにより腱がむくんだり、肥厚したりして神経を圧迫することが考えられます。 また女性では、周産期や更年期などによるホルモンバランスの変化も関係してきます。 この場合でも腱の肥厚やむくみなどが発生して、神経を圧迫し発症することがあります。

手根管症候群を放っておくとどんな症状が現れるのか

前提として腕に通ってる末梢神経は、おおよそ特定の筋肉と感覚を司っています。 まず神経が圧迫されると、支配している領域が痺れてきます。正座すると足が痺れるのがわかりやすい例えです。すぐに解放するとそのうち痺れは無くなりますよね?? しかし圧迫され続けると神経は変性してしまいます。 そうすると神経としての機能はどんどん低下していき、最終的には神経としての機能しなくなります。 神経は人間の身体の中でも回復力が極めて弱い部位であり、変性が進んでしまうと回復が不可能となってしまいます。 そして正中神経は親指から薬指までの感覚と、指を曲げる筋肉の運動の大部分を司ります。 放っておくと、感覚がわからない、指が動かないなど日常生活動作に大きく影響します。

手根管症候群の改善に効果的な当院の施術メニューは?

当院でも手根管症候群の改善に効果的な施術メニューがあります! それは鍼(はり)による施術です。 鍼って聞くと痛そう、怖いというイメージがあるかもしれませんが全くそんなことはありません。当院で使用している鍼はおおよそ1番から3番鍼です。(数字が大きいほど太い) 痛みの感じにくい皮下注射の注射針が約0.4mmに対し、鍼施術で使用される3番鍼で約0.2mmです。 当院の鍼灸師が患者様のお身体に合わせて調整するのでご安心ください! 手根管症候群でトンネル内圧が上がる原因とされている腱とは筋肉の末端です。 当院では鍼による施術により腱の肥厚やむくみに対してアプローチしていきます。

その施術を受けるとどう楽になるのか

筋肉は動かす範囲が大きいほど柔らかく、動くようになります。 そして動かさなければそれほど、動きは悪くなり、硬くなります。 筋肉には血液を循環させるポンプ作用があります。 治癒力には酸素が必要不可欠であり、酸素の運搬には血液が必要です。 、、、硬いポンプが上手く血液を送ることができると思いますか? 当院では何らかの原因で可動性が悪くなってしまった腱に対し、鍼により硬くなった部分にアプローチを行うことで、血液循環を促し、むくみを取ります。 トンネル内圧を下げ、神経を解放する施術を行うことで症状の改善に繋げます。

改善するために必要な施術頻度は

できるだけ毎日来ていただきたいです!! 一回の施術で症状が全てなくなるかというとそうわけではありません。ヒトの身体には恒常性という機能が備わっており、常に同じ状態でいようとします。一回のストレッチで身体が柔らかくなるわけではないのと同じです。期間が空いたり、いいコンディションが定着しないまま、症状が引いて治ったと思って施術をやめてしまうとすぐまた悪い状態に戻ってしまいます。 鍼による施術により、手根管内圧が徐々に下がっていき、下がっている状態が続けばそれを身体は徐々に記憶していきます。 ただ、これはあくまで理想なので、現実的にこられそうな頻度を当院にお伝え下さい! 患者様に合わせた最適な施術を提供いたします!